タイトルからして,もう笑える匂いが充満している感じ。
早速開いてみると,「はじめに,或いはトモダチヒャクニンデキルカナ」と前書きらしきものが・・・。この前書きだけでクスクスではなく,ゲラゲラまで一気に持っていかれます。
新聞の書評欄で見つけたとき,「電車では読まないでください。」とありましたが,なるほどという感じ。
鳥類学者になんてまるで興味がなくても,思い切り笑いたいときにはお勧めの本です。
ただただユーモアに救われたいときもありますよね。笑いでしか救われない時もあるというか。
いやなことはカギのついた箱にしまって,今日は自分の人生に全く関係ない鳥類学者の報われない日々で笑ってみる。そんな日も必要です。
でもこの本,実は本格的に鳥類の生態についても書かれていて,笑いながら知識も得られる一石二鳥の本でした。
鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 [ 川上 和人 ]
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