今更ですが,作者 東野圭吾さんも,主人公 湯川教授も理系男子で,そんな理系ならではの論理的思考に憧れます。
実際にこんな風に理詰めで詰め寄られたら・・・と,考えるとゾッとするのですが,新刊が出ると「まあ,読んでおこうか。」と思ってしまう魅力的な主人公です。
今回のガリレオもやはり冴えてました。ミステリーなのでストーリーについては何も言いませんが,終わってしまうのがもったいないと思えば思うほど矛盾してページをめくる手は速くなり,終わってほしくないのに終わってしまうという・・・。
久しぶりに夫と喫茶店でコーヒーを飲んでいたのに本を開いてしまい,心ここにあらずで,すっかり湯川先生とインスタントコーヒーでも飲んでいる気分で・・・。
本は開いた瞬間に違う世界に行ける,まさに「どこでもドア」の感覚で,一度味わったら私のような心弱い人間にはやめることはできないのだと,つくづく思った一日でした。
今回は湯川先生の子ども時代が描かれていますので,興味のある方はぜひ。
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