司書の本棚

司書が本当にお勧めする本

『マスカレード・ゲーム』美容院と極上ミステリーの関係

東野圭吾さんの作品は,面白いに違いないのでいつも美容院で読んでいます。パーマをかけたり,カラーリングをしたりするとそれなりに時間がかかるので,この間に一冊読むとちょうどぴったり。電話が鳴ることもないし,家事をしながらよりずっと集中して読むことができます。もともと美容師さんとのおしゃべりも苦手だし,週刊誌は全く読まないので。

『マスカレード・ゲーム』はシリーズ4作目ですが,今回も伏線がたくさん張り巡らされていて,最後まで楽しめる展開。新田刑事は警部に昇進し今回もあくまでも男前,そして今回は対立キャラとして新しく女性の梓警部が登場。もちろん山岸尚美もコルテシア・ロサンゼルスから舞い戻り,コルテシア・東京を舞台に潜入捜査が始まる。

連続する殺人事件の被害者は,犯罪を犯した過去があり,疑わしいのはその事件で家族を失ったの被害者の遺族。つまり過去の事件の復讐。そして全員がホテル・コルテシア東京に集まる展開に・・・。

正直言って,美容師さんに「終わりました」と言われるまで,鏡はほとんど見てません。そして帰宅してから一気にラストまで読みました。

今回はちょっとおどろくラストが待っていました。

また,新しい東野作品が出たら,美容院に行きます。