司書という仕事の魅力はなんといっても,その人にとって今必要な本を手渡すことが出来た瞬間です。
悩んでいた人がスッキリとした顔で本を返しに来たなら,心の中でガッツポーズ。
「面白かったです。」「良かったです。」と,話しかけられたらこの先もきっとその人は本の力を信じてくれるような気がして,帰り道でも笑顔になります。
この本はそんな瞬間を集めているので,司書にとってはストライクのみのバッティングセンターのよう。こんなにうまくはいかないと分かっていても,ついつい読んでしまう短編集でした。
私もこんな司書になりたい。
いくつになっても果てのない,冒険のような読書の旅です。
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